樋口一葉の世界にようこそ  ここには樋口一葉の文学を知る上で貴重な作品が多数収録されています。 是非ご覧になり貴重な一様文学の神髄をお楽しみ下さい。
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収録作品
【1892年】
うもれ木
たま襷
闇櫻
五月雨
別れ霜
經つくえ
【1893年】
暁月夜
琴の音
雪の日
【1894年】
暗夜
花ごもり
大つごもり
【1895年】
うつせみ
たけくらべ
にごりえ
ゆく雲
雨の夜
月の夜
軒もる月
十三夜
【1896年】
あきあはせ
うらむらさき
この子
すゞろごと
わかれ道
われから
反古しらべ
さをのしづく




 

さをのしづく (2)
 
    うつせみのよにすねものといふなるは
      つま子もたぬをいふにや有らん
 
 をかしの人ごとよな
 
 春のゆふべよは花さきぬべしとて人ごゝろうかるゝ頃三日四日のかけ斗に成て一物も家にとゞめずしづかにふみよむ時の心いとをかし はぎ/\の小袖の上に羽織きて何がしくれがしの會に出でつ もすそふまれて破らじと心づかひする又をかし 身のいやしうて人のあなどる又をかし 此としの夏は江の嶋も見ん箱根にもゆかん名高き月花をなど家には一錢のたくはへもなくていひ居ることにをかし いかにして明日を過すらんとおもふにねがふこと大方はづれゆくもをかし おもひの外になるもをかし すべてよの中はをかしき物也
 
 
 
 底本:「樋口一葉全集 第三卷(下)」筑摩書房
    1978(昭和53)年11月10日発行
    1988(昭和63)年4月30初版第4刷
 ※本作品のテキストを、底本は「一葉全集」筑摩書房、1953(昭和28)〜1956(昭和31)年に拠っている。ただし、収録にあたっては、親本(「一葉全集」)にあった仮名の濁点をのぞいて本文を組んだ上で、ルビの位置に丸括弧におさめて親本の表記を掲げている。このファイルは、括弧内におさめられた「一葉全集」の表記にもとづいて作成した。底本の「枕の草紙」は、親本の「枕の草子」で入れた。
 

  

  
 

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  樋口一葉収録作品 (アイウエオ順)
  【ア行】
暁月夜 (1893年) 
あきあはせ (1896年) 
雨の夜 (1895年) 
うつせみ (1895年) 
うもれ木 (1892年) 
うらむらさき (1896年) 
大つごもり (1894年) 
【カ行】
經つくえ (1892年) 
琴の音 (1893年) 
この子 (1896年) 
【サ行】
五月雨 (1892年) 
さをのしづく (1896?年) 
十三夜 (1895年) 
すゞろごと (1896年) 
【タ行】
たけくらべ (1895年) 
たま襷 (1892年) 
月の夜 (1895年) 
【ナ・ハ行】
にごりえ (1895年) 
軒もる月 (1895年) 
花ごもり (1894年) 
反古しらべ (1896年) 
【ヤ・ワ行】
闇櫻 (1892年) 
暗夜 (1894年) 
雪の日 (1893年) 
ゆく雲 (1895年) 
別れ霜 (1892年) 
わかれ道 (1896年) 
われから (1896年)